ますざぶ運動会・第2章

第二競技(?)である「金魚すくい」で二位に浮上したネオみじかPN共同体。しかし、戦いはまだまだ序盤である。


「次は何をするのでしょうね?」
『おっ・・・発表されるみたいだぞ』
「あのー・・・」


次なる競技がターフビジョンに映し出される。『100m走』と・・・。


「・・・・・・意外と普通ですね」
「ここまで、変な競技だっただけに・・・ですね」
「あのー・・・」
『どうやら一人の代表選手を向かわせるっぽいですな・・・おや?』
「どうしました?」
『・・・よく見なよ・・・』


ターフビジョンに『100m走・ジャミング』と表示されている。


「ジャミング?」
『邪魔をするってか?』
「そのとーーーーーーーーーーーーーーーーり!」
『マイクの音量、うるさっ!』
「あ・・・あのー・・・」


ますざぶ行司の近藤健之が、マイクを握ったまま力一杯に叫ぶ。そしてルールの説明を始める。ルールによると、代表選手が平均台の上を走るのだが、その間に色々と邪魔をしても良いとの事。ただし一人チームへの妨害は無しとされている。


「ふむ・・・平均台から落ちたら、またスタート地点から・・・ですね」
「あのー・・・」
『あのー、あのーって、さっきから何ですか?』
「いや、前回の話しで、ミステリアスパートナー1号の正体が判明したんですけど、その話しについて触れないんですか?」
『あっ、忘れてた!』
「ひどっ・・・」


ネオみじかPN共同体のワイルドーカードことミステリアス・パートナー1号の正体は、何と千葉県だった!


『千葉県だった!・・・だけだと意味が分からないですけど、千葉県の千葉県さんって事ですからね?』
「千葉県さん、よろしくです!」
『まあ、ぶっちゃけ元・赤井英和弟さんだけどね』
「台無しな事を言わないで下さいよ、それよりも平均台を走るのは誰がするんですか?」
「じゃあ、千葉県さんで」


千葉県以外のチームメイトがハモる。ここまで喋っておいて何もさせぬと言うのは、面白く無いと言う事なのだろうか?


「妨害役は、3人までですね」
『どうします?キャプテン?』
「キャプテンって、野分さんだったんですか?」
『稼ぎ頭ですし、いいじゃないですか』
「じゃあ、前回散々働いたので僕は休ませてもらうとして、星七さんと俊哉さんと凡さんで」
「了解です。」


各々の代表選手が平均台の上に立つ。ちなみに単枠チームは別の場所で行なわれる。


「さて、どうやって妨害するんですか?」
「ゴムボールがありますね、これを使え・・・と」
『殺傷力の無いものなら、何を投げて妨害しても良いってさ』
「エアガンは駄目ですよね?」
『駄目でしょ』


そして、競技が始まる。平均台の上を一斉に進む代表選手達。カイジみたいにビルの上だったらいいのに。


「おりゃー!」
『落ちろーーー!』
「うおおおお!」


次々と色んな物が投げ付けられて平均台の上の選手達に容赦無くぶつけられる。スタートダッシュが良かったのは、チーム100弱と今場所ルーキー連合の2チームだったが、そうはさせじとゴムボールを力任せに投げて代表選手を撃墜する。


『ぬおりゃーーーーーー!』
「と・・・俊哉さん?なんか日頃の鬱憤を晴らさんとばかりに投げてませんか!?」
『彼女のメールがいちいちウザイんじゃ〜〜!』


現在のトップはネオみじかPN共同体の模様。しかし、並ぶ様に駐日パラゴンズ血盟軍とぜいたく王国と子持ちーズが追走する。


「ブーメラン、発見!おりゃーーーー!」
「うがっ!」
「ロケット花火発見!点火・・・・撃てーーーーーーーっ!!」
「熱っ!!」


爆走突風ホンダの匠と隣枠のイングリッシュ3兄弟が共倒れになる。


「次!・・・あっ、ニュータイプナイツ発見!」
『走るのはリョウロー君か!?POGでキャプテンべガ取られた恨み、思い知れーーー!』
「えーーー?おぶっ!」

俊哉は予め、牛乳に浸してた雑巾をリョウローに投げ付ける。見事命中して悶絶しながら平均台から落下する。


「ぜいたく王国は、小田切ロロさんが巧みに突破しそうです!」
『任せろ!食い物ランチャー、発射用意!』
「あの・・・何でブルマに積め込んでるんですか?」
『突っ込まないで下さい。奴の好物を詰め込んでるって事で・・・発射!』
「あべし!」


見事、メロンが命中して吹っ飛ばされる小田切ロロP。食べ物は粗末にしないでネ!


「説得力ないなぁ・・・あっ、駐日パラゴンズ血盟軍が!」
『ヤバイ!もう、ゴール前だ!これは首の上げ下げが勝敗を決めるのか?』
「援護しましょう!」
『よし!「トップをねらえ!」直伝奥義・・・バスター・ホームラン!!』


俊哉は黒バットを取り出し、ガンバスターよろしくゴムボールをジャストミートさせる。ボールは、一直線に・・・


「げふっっっ!!!!」


千葉県に命中した・・・。


「な・・・何やってんスか!?」
「いや・・・あれを見ろ!」


ゴムボールを後頭部に当てられた千葉県は、そのまま前のめりのまま真っ先にゴールテープを切った・・・そして、各チームも次々とゴールして行く。単枠チームは平穏なまま終わったので編集でカットされましたとさ。


1:ネオみじかPN共同体(75p)
2:駐日パラゴンズ血盟軍(62p)
3:ぜいたく王国(59p)
4:子持ちーズ(57p)
5:車雷流(52p)
6:新人ランカー選抜'05春(51p)
7:爆走突風ホンダの匠(50p)
8:ニュータイプナイツ(46p)
9:イングリッシュ3兄弟(43p)
9:真性オゲレツ学園(43p)
11:文字ネタこだわり派(42p)
12:仙波学(41p)
13:しぐれ(40p)
14:葛西彰広(36p)
15:超世代同窓会(27p)
16:今場所ルーキー連合(22p)
17:永遠プロムナード(20p)
18:チーム100弱(19p)


「おおっ!ついに一位ですね、閣下?」
『凄いですね、こりゃ優勝狙えそうですよ!ねぇ?千葉県のダンナ!』
「・・・」
「よっ、日本一!いや、千葉県一!」
「それって、狭いんじゃ・・・?」     <つづく>


※名前の上がった方々、すいません。特に赤井(千葉県)さん、イジり倒してすいません。