ますざぶ運動会・第5章

ザックザックザックザックザックザックザックザックザックザックザック・・・と、何やら怪しげな音が周辺に響いてる。


「結構、しんどいっスね・・・」
『ああ・・・』
「徐々に口数が少なくなりましたよね」
『ああ・・・』
「残り何メートルですか?」
『メートルじゃなくて、キロメートル。残り8キロメートル』


運動会の次なる競技は、「10km・ムカデ競争」である。流石に全チームに疲労の色が見える。しかも単に長距離を進むのでは無い。めちゃくちゃ狭い場所を何度も往復して進むので、風景が変化しないので地味につまらないと言う競技なのである。尚、単枠チームはルームランナーを使わされている。(2〜4人チームは二人三脚方式)


「そう言えば・・・競技もあと1つですね」
『えぇ!?マジっすか!?』
「(相変わらず気付くの遅っ)」
『な・・・何としても早くゴールせねば!』


・・・・・・1時間後・・・・・・


「ダルいっスね・・・」
『普通に飽きて来た・・・』
「残り何kmですか・・・?」
「走りっぱなしなので、堪えますね・・・もう少しです」


残り700mと言う表示が見えた瞬間、全チームは我が目を疑った。行司(近藤)がプラカードを掲げてる。そのカードにはこう書かれていた。


『ゴールしたら直ぐに代表選手が1マイル走ってね♪』


「!?」
『ぶっ続けですかい!?』
「ど・・・どうしましょう?」
「とにかくゴールを目指しましょう!他のチーム、急にスパートかけてますよ!」


ザックザックと言う音が某ザコMSの名称みたいな音に変わる。(シャー専用とか)そして、ゴールまでに代表選手を決めねばならない。他のチームは進みながら「あんたが行け」だの「え〜?俺、ヤダよー」とか色々と揉めている。


「我々はどうします?」
キャプテン野分が行くべきでしょう』
「ええ〜!?俊哉さん、このブログの作者なんだからアンタが行けよ!」
『ヤ・・・ヤダよ!もう、そろそろキツイ年齢なんだし!』
「キャプテン野分、頼むぜ!」
「頼りにしてるぜ!キャプテン野分!」
「えぇ〜!?あんたら今頃になってキャプテン呼ばわりかよっ?」
『キャプテンはオイシイですって!さあ、トリを飾って下さい!酉年なだけに』
「もう、戌年になっちゃってますよ!全然巧く無いし」


こうして押し出される形でネオみじかPN共同体は、ゴールして直ぐに野分がダッシュで1マイルに挑む。ちなみにムカデ競争の着順順位が表示されて電光掲示板に現在の順位が表示される。


1 − 9 駐日パラゴンズ血盟軍(202p)
2 ▲ 6 子持ちーズ(153p)
3 − 7 ぜいたく王国(151p)
4 ▽ 17 新人ランカー選抜'05春(150p)
5 ▽ 3 単枠・仙波学(147p)
6 − 10 イングリッシュ3兄弟(135p)
7 ▲ 8 ネオみじかP.N.共同体(133p)
7 ▲ 4 単枠・車雷流(133p)
9 − 14 ニュータイプナイツ(129p)
10 − 2 単枠・しぐれ(121p)
11 ▽ 11 爆走突風ホンダの匠(118p)
11 − 16 真性オゲレツ学園(118p)
13 − 15 文字ネタこだわり派(108p)
14 ▲ 18 今場所ルーキー連合(103p)
15 ▽ 5 単枠・葛西彰広(97p)
16 ▲ 1 単枠・永遠プロムナード(82p)
17 ▲ 12 チーム100弱(72p)
18 ▽ 13 超世代同窓会(69p)


泣いても笑っても次が最後なのである・・・。果たしてネオみじかPN共同体は、やっぱり人気を裏切ってしまうのか?残り1レースで最低70p以上獲得しないと辛いゾ♪ (つづく)