ますざぶ運動会・第3.5章

何とか三位に辿り着いた、ネオみじかPN共同体。前回の「ボロ入れ」と言う過酷な競技をクリアーしたものの、エライ事になっていた。


「いや〜・・・やっと臭いが取れましたね」
『全チームと会場もウンコの臭いで充満してましたしね』
「しばらくカレー食えませんでしたね」
『いや、俺はカレーはセーフでしたが』
「マジっすか!?」


ボロ入れのお陰で会場全体がウンコまみれになってしまい、約2週間の休息が強いられた。結局、会場は別の場所で行われる事となった。そして、次なる競技は・・・


「強運!ロシアンルーレット大会〜〜〜!」


と書かれた看板を目にした各チーム。看板は手作りでスタッフの努力が伺える。お金かけてない所とか。


「・・・」
「・・・何か急に手抜きになりましたね」
『競技を考えるのが面倒になったのかと』


説明しよう・・・強運!ロシアンルーレット大会〜〜!とは、18のチームが都合良く30発の弾が入った銃をこめかみに当てて運を計ろうとする遊び(?)である。当然ながら30発の内、何発かに外れる様に設定されてる、黒髭危機一髪みたいなドキドキものである。そして、引き金を引く順番は各チーム自由で、言うなれば早い者勝ちである。ちなみに引くのはリーダー(一番pを稼いでる人)だ。


『つまり・・・思い切って1番手に行きハズレればクリアー・・・と言う事か』
「敢えて作戦的に3番手とか最後とか狙ってみる・・・とかするんですね」
「駆け引き勝負じゃないですか・・・他チームはどう出るのやら・・・」


18チームの前には、1つの物々しい銃が一つ置いてある。


「何かゴツイ銃なんですが」
『死んじゃいそうな大きさだな・・・』
「よし・・・先手必勝!もらった!」


チーム100弱のリーダーが、言葉通りにダッシュして銃を取る。そして・・・


「うぎゃっ!!」


しょっぱなからハズレを引いたみたいだ。なお、実弾じゃなくBB弾なので命に別状は無いゾ!


「怖〜・・・」
「流石に目の辺りにすると怖いですね・・・見て下さい、犠牲者、気絶してますよ」
『・・・・・・』
「ええい、やってみねば分からんわい!」


続いて真性オゲレツ学園が向かう。そして・・・


「アーーーーーーオ!」


哀れにもハズレを引いてしまう。先にハズレ引けば引く程、ポイントの減少は少なくて済む制度になってるのか、今の二つのチームは被害を最小限に食い止めたと言う事に見られる。しかし2連続でハズレを引くのを目の辺りにすると、残りのチームはビビってしまう。


「・・・死なばもろともーーー!」
『爆走突風ホンダの匠が行くか・・・!』
「ぎゃーーーーっ!」
「うわっ・・・またハズレですよ。当たりなんてあるのやら・・・」
「ならば、今こそ好機!」
「こうなればヤケだ!我々も続くぞ!」
「いや、今は控えましょう。最後に・・・!」


・・・数分後、死屍累々とした空気に包まれるチーム達がそこに居た。当たりを引いたチームは、単枠・仙波学、イングリッシュ3兄弟、単枠・車雷流、文字ネタこだわり派、今場所ルーキー連合の5チームだけだった。最後に引くと言う作戦に出たネオみじかPN共同体がハズレを引いた瞬間、ゲームは終了した・・・。


「いやー・・・すいません、つい怖くって」
「まあ、増刊号0pだったし反省って事で・・・ね?」
『・・・・・・』


ネオみじかPN共同体のリーダー・野分は怖さのあまり銃口を俊哉に向けてしまったみたいである。哀れ、俊哉は直撃を食らい「殉職」と言う言葉が浮かぶくらい無残な姿で地面に突っ伏していた・・・。


1:駐日パラゴンズ血盟軍(140p)
2:新人ランカー選抜'05春(110p)
3:単枠・仙波学(108p)
4:子持ちーズ(103p)
5:ぜいたく王国(98p)
6:ネオみじかPN共同体(96p)
6:イングリッシュ3兄弟(96p)
8:ニュータイプナイツ(95p)
9:爆走突風ホンダの匠(94p)
10:単枠・車雷流(88p)
11:文字ネタこだわり派(82p)
11:真性オゲレツ学園(82p)
13:単枠・しぐれ(77p)
14:単枠・葛西彰広(65p)
15:今場所ルーキー連合(55p)
16:単枠・永遠プロムナード(54p)
17:超世代同窓会(51p)
18:チーム100弱(41p)


「首位が抜けた感じになってきましたね・・・」
「マズイですね・・・」
「しかし、大きな犠牲を払った事ですし、より一層頑張らないとなりませんね」
「ええ、じゃあ飯でも食いに行きましょうか?」
「そうですね」


俊哉を置き去りにして、ネオみじかPN共同体は今後の作戦を練りつつ次なる戦場へと向かうのであった・・・。 <つづく>