ますざぶ運動会1.5章

まさかの入場行進が第1種目と思わなかった各チーム。入場を終えると次は近藤(行司)氏の長話が始まる。小学校の校長先生の長話よろしく延々と続く。投稿者時代の苦労話、ログイン編集部時代、サラブレ編集部時代の話やらマンノウォー系の話とか。


『・・・長っ』
「シッ・・・また何処かで監視されてるかもしれませんよ」
「有り得ますね。また競技の一つと言う可能性もあるし」
『ハズレ馬券ストームは、食らいたくないしなぁ・・・』


ようやく長話が終わり、競技の説明に入る。しかし、競技は事前まで知らされずに突発的に行司の気まぐれで何をさせるか分からないらしい。


「いきなり水泳とかって言いそうですね・・・」
『踊れ!とかも言いそう』
「なるべく機嫌を損ねない様に注意しましょうか」


そして次なる競技が発表された・・・金魚すくい


「・・・」
『そう来たかぁ〜〜〜〜』
「これって運動会・・・ですよね?」
「シッ・・・突っ込むと巻き添えを食らうよ。ホラ、アレ・・・」


苦情を言った幾つかのチームが、行司の第2の必殺技「メテオ(結石)」を浴びせていた。


「・・・うーわ」
『はいはい、やりゃいいんでしょ・・・やれやれ』
「でも、人数の多い我々は結構有利かもしれませんね」
「確かに。じゃあ、頑張りましょう!」


こうして金魚すくいが行なわれるのだが、人数の多いチームは大変だった。金魚の入ってる水槽がやたらデカイ上に、金魚が小さいのであった。逆に人数の少ないチームになる程に、水槽が小さいと言う事である。


「ぬおおおおおおお!」
「そっち・・・いや、あっち行ったぞ!」
『あ、紙破れた』
「早っ!!まだ2秒しか経ってませんよ!?」
『ははは、金魚すくい下手なんだもん』


ここで奮闘したのは、見事なチームワークを見せる駐日パラゴンズ血盟軍であった。凄まじい速度で金魚を捕まえてる。


『うーん、やるなー・・・こりゃ負けたかな・・・ねぇ?野分さ・・・ん!?』


他の者は次々とポイ(金魚をすくうブツ)を破く傍で野分のバケツには金魚が大量に入っていた。


「あっ、破れた。16匹ゲットしました!」
「すげーーーー!!」
『ううっ・・・面目無いです・・・』


ネオみじかPN共同体は、野分一人で金魚を16匹捕まえた。しかも今回の競技のレコードを樹立した。そうこうしてる内に、他のチームも終了して得点結果が表示される。


1:駐日パラゴンズ血盟軍(45p)
2:ネオみじかPN共同体(44p)
3:車雷流(39p)
4:子持ちーズ(33p)
5:ぜいたく王国(30p)
5:仙波学(30p)
5:新人ランカー選抜'05春(30p)
8:しぐれ(29p)
9:イングリッシュ三兄弟(27p)
10:ニュータイプナイツ(26p)
11:文字ネタこだわり派(22p)
12:葛西彰広(20p)
13:永遠プロムナード(16p)
14:超世代同好会(15p)
14:真性オゲレツ学園(15p)
16:今場所ルーキー連合(14p)
16:爆走突風ホンダの匠(14p)
18:チーム100弱(8p)


「一気に2位ですね〜」
『そ・・・そうですね』
金魚すくいで、ここまで稼げるとは思わなかったですね・・・」
『あれ?数が合わない様な・・・野分さん一人でじゃないだろうはず』
「フフフ・・・」
『む・・・?君達は、ミステリアスパートナー1号、2号、3号!』
「その呼び名は止めて下さいよ・・・」
「ようやく正体を明かす時が来ましたねー」
「しかし、この格好で俺達もよく金魚すくえたよなぁ・・・」


ネオみじかPN共同体のワイルドカードで、ローブを纏った謎の三名が、ついに正体を明かす。果たして、その正体とは・・・?




『(元)赤井さんですよね?』
「ちょっ・・・ちょっと!先に言うのやめて下さいよ〜!」   <つづく>