ますざぶ運動会・第1章

【前回のあらすじ】
前日のを見ればいいと思う。


チーム分けが確定して、全チームがゾロゾロと会場入りする。入場行進曲は関西の本馬場入場の曲である。知らない人は置いてけぼり。勇ましく会場入りする者もいれば、軍隊みたいに足並み揃えて入場する者もいる。


「ふー・・・いよいよですね」
『ああ、最初の競技は何かな?』
「何言ってるんですか?もう始まってますよ」
『・・・え?』


黒服の係員が何やら各々のチームを見て審議をしてるっぽい。何を審査してると言うのだろうか?まさか、ユニフォームのデザインセンスとかを批評してるんじゃあるまいな?


「えー、これより審査発表します」


おっ・・・出て来たな。元ログイン投稿者(PN・ばけゆき)で、何故かログインで務めていつの間にかサラブレ編集部員になっただけでなく、更にフリーライターにまでなった、ますざぶの会長・近藤健之(尿道結石)さん。パーカーばかり着てたパーカーバカですな。


「只今の入場時で、審査をさせてもらいました。何処が一番綺麗に入場してたか・・・を」
『何ですと!?』
「聞いてないぞー!」
「そうだそうだー」
「金返せー!」
ますざぶの単行本、いつ出すんだこの野郎!」
「この尿道結石ー!」


ブーイングが起こるのも無理は無い。何せ突発的に始めてたんだし。やばいなぁ・・・ちゃんと足踏みしてたかな・・・。


「うるさーい!ハズレ馬券ストーム!!」
「うわー!」


近藤氏の必殺技のハズレ馬券ストームが炸裂する。全身をハズレ馬券と券売機で時間切れで買えなかった時のマークシートで包まれる、精神的ダメージを与える技で、ブーイングを言う者を大人しくさせる。うぬぅ・・・恐ろしい男だ。


「それでは審査発表です」


電光掲示板に次々とチーム名の下に数字が灯る。上から順にこうなってる。


1:車雷流(35)
2:駐日パラゴンズ血盟軍(30)
3:ぜいたく王国(28)
4:仙波学(23)
5:新人ランカー選抜05春(21)
6:しぐれ(20)
7:ネオみじかPN共同体(19)
7:イングリッシュ3兄弟(19)
9:文字ネタこだわり派(16)
10:子持ちーズ(15)
11:ニュータイプナイツ(13)
12:今場所ルーキー連合(12)
13:葛西彰広(11)
13:超世代同窓会(11)
15:永遠プロムナード(9)
16:爆走突風ホンダの匠(7)
17:チーム100弱(6)
17:真性オゲレツ学園(6)


「おおっ、我々は7位ですね」
『ああ・・・しかし、一位の車さんと四位の仙波さんと六位のしぐれさんは一人であのポイントだから、流石と言った所だな』
「しかし、どう言う基準で審査されたのやら・・・」
『車さんとかは、入場行進時に足がしっかりと上がってた・・・駐日に至っては見事な足並みの揃いっぷりだったさ・・・』
「えー?見てたの!?」
「・・・しかし、これからいつ何をさせられて勝手に審査されてるみたいで怖いですね」
「そうですね。油断しない様に気をつけましょう」


こうして、いよいよ本格的な競技に入るのであった・・・。 <つづく>