ますざぶ戦国群雄伝・第7話
色縞ワース軍が軍備を整えてると言う情報によって、安心アイガース軍も迅速に対応する。しかし、思わぬアクシデントが発生した。
『殿、大変でございます』
「なんじゃ?」
『高機動型スティル殿とモッコリブライアント殿が戦に出れないそうです』
「なななな、なんじゃとぅ!?」
『顔、近っ。・・・どうやら昨夜の祝勝会でしこたま飲んで二日酔いと思われます』
ちなみに前回の魔来徒(まくると)衆の戦いで見事に勝利し、祝勝会を挙げていたのである。
「うーむ、(チラッ)困ったのう・・・(チラッ)」
「・・・何ですか?拙者の顔を見て」
安心軍・総大将の核地下子は、家臣の俊哉の忍びの者であるジリ脚王冠をしきりに見ている。
『やむをえませんな』
「うむ」
「え?え?ま・・・まさか!?」
『頼むぞ』
「なななな、何言ってんすか!?無理ですよ!」
「無理もムスリニもあるか。ほれ、着いて来い」
『後、一人はどうなさいますか?』
「今は隠居して、城下に住む歴戦の勇将がいる・・・その者の力を借りよう」
『え・・・?歴戦のって・・・まさか、KT5殿の事ですか!?』
KT5とは、歴戦の勇将の事で現在は隠居生活をしており、まるで花の慶次みたいな自由な生き方をしてる者である。今は城下町で競馬を楽しんでいるらしい。(ちなみに殿堂入り投稿者第一号でもある)
「うむ。まあ、ジリにしろ弾除けにはなってくれるであろう」
「ひ・・・酷っ!」
『じゃあ、行きましょうか』
色縞軍の進行先は安心軍の領土を横断するかの様に上洛するみたいである。そうはさせじと安心軍も迎撃に向かう。競馬で楽しむKT5を無理矢理引っ張り合流させる。ところが、新たな問題が発生した・・・。
「夜戦になりそうですな」
「奇襲に気を付けましょうぞ」
「あのー・・・」
「なんじゃ?ジリ」
「拙者、刀持って無いんですが(※葉書出して無い)」
『なななな、なんだとー!?』
「えーい、仕方あるまい。これでも持ってろ」
核地下子は、ジリ脚王冠に水鉄砲を渡す。
「こ・・・こんなのでどうするんですか!?」
「やかましい!かの勇者ポカパマズも水鉄砲で通行人を退かせたのだぞ!」
「それって、ドラ●エⅢじゃないっすか!?」
『つべこべ、言わず準備しろ』
「どうなっても知りませんよ〜・・・」
ジリ脚王冠は水鉄砲を手に構える。
「なんだかんだ言って似合っておるな」
『全く。まあ、いざとなったらそれぶつけて逃げろよ』
「でも、後で拾えよ」
『(せっこ〜)』
「申し上げます・・・色縞軍は山を背後に布陣してるみたいです」
「既に防戦の準備は整っている・・・か」
「あ、そう言えば・・・小田切三人衆をご存知ですか?」
『ガイア、マッシュ、オルテガの事か?』
「それは黒い三連星の事です」
小田切三人衆・・・戦国時代における美濃三人衆(安藤守就・氏家ト全・稲葉一鉄)や三好三人衆みたいな存在で、色縞軍に所属する有名な衆である。
ちなみに氏家ト全の「ト」は『ぼく』ですけど、変換しないのでカタカナを使用させてますけど、某・妹は思●期の作者とは違います。
「その三羽烏が何じゃ?トリプラーでもやるのか?」
『小田切三人衆ですってば、それに、それ聖戦士ダン●インです』
「いえ、彼等は必ず変態・・・じゃなくて編隊を組んで来ると思うので要注意ですと言う事です」
『(水鉄砲を持って戦場に出るお主の方がある意味、要注意だがな)』
「ふむ・・・では、先陣のアファームドBに知らせておくとしよう」
「山を背後にしてるなら、山から仕掛けてはどうですか?」
「義経の真似って作戦ですな」
「いや、兵力は互角でしょうしわざわざ危険を犯す必要は無いでしょう」
各々の武将が、意見を述べ合う。そうこうしてる内に先発のアファームドBが、敵軍の動きを察知したと言う知らせが届いた。
『もう、始まったか・・・』
「よし、我々も進軍致すぞ!」
総大将・核地下子の下知により、安心アイガース軍が軍を展開させる・・・。 (つづく)