ますざぶ戦国群雄伝・第二話

安心アイガース軍の領土付近を通過中の駐日パラゴンズ軍。徴兵を兼ねつつも軍備を整えており、本拠地に引き上げてる最中である。そこを安心軍は見逃さなかった。

『突撃〜〜〜〜!!』

最初に仕掛けたのは、安心軍・先鋒のアファームドBだった・・・が、これを駐日軍・総大将の夢幻桜花は早々に看破していたのか、自ら討って出た。

「何と!?アファームドBの奇襲が読まれて撃破されただと?」

安心の総大将・核地下子は流石に驚きの色を隠せない。傍に居る側近の俊哉が総大将を不安にさせまいと言葉を発する。

『ご安心を。ソング殿が援護に出て退路を封じた模様です。敵大将・夢幻桜花は逃しましたが、敵将のJR岡田よしたかを退かせたみたいです。』
「おおっ、そうか!」
『・・・殿、葛西様の伏兵はいつのまに?兵糧を摘んだ荷車兵に強襲をかけたそうで?』
「ああ・・・それは葛西の機転であろうな。やりおるわい・・・」

駐日軍は浮き足立ってしまった。葛西・更にはツインターボの孫とモッコリブライアント、ギャラクシィが次々と続いて駐日軍を撃破して行く。

『あの、耐えぬ陣構え・・・車掛りの陣か』
「戦国●双の信玄の真似をするでない」
「いや〜・・・はっはっは・・・ん?」

突如、背後より馬蹄の音が聞こえる。茂みから飛び出して来たのは二騎で、安心軍総大将に向かって飛び出て来た。

「我こそは、駐日軍武将・ネオユニバース!」
「同じく、にすけ!核地下子殿!御首、頂戴致す!!」
「小癪な!!必殺・・・味方ミサイル!!」

核地下子は、傍に立つ護衛の高機動型新月と俊哉の二人を二人の相手にミサイルキックを浴びせる。勢い余って四人が激突して相殺される。

『ぐはっっ!!!』
「酷っ!」

こうして、安心軍は駐日軍を壊滅させた。負傷者は三名出したが何とか勝利した。

<・・・数日後・・・>

「いやー、勝てたな。しっかり記録せぇよ、俊哉よ」
『はいはい・・・あっ、殿。我が軍に新たな武将が加わりました』
「ほう、どのような奴じゃ?」
『ジリ脚王冠。と申す者です。昔、エルコンニャクバターと言う名将が居たのをご存知でしょうか?通称エロリと呼ばれたエニャー殿を』
「存じておる。そちと同じ大阪出身で名将だったそうだな?」
『はい。そのエニャー殿の学び舎の後輩に当たる者だそうです』
「ほう・・・縁のある者と言う事か・・・しかし・・・」

核地下子は、俊哉に渡された資料に目を通し眉を顰める。

「先の戦ではそこそこ戦果を挙げたそうだが、今一つパンチ力に欠ける者じゃな」
『名前の通りですから・・・ね』
「まあ、機会があれば使ってみようかの」
「た・・・大変です!」
「なんじゃ?騒々しい」
「押売タイヤンズの軍勢がこちらに向かっておるそうです!!」
『何と!?』

先の戦いで勝利したばかりも束の間、直ぐに強国・押売タイヤンズの軍勢が安心アイガース軍に矛先を向けて来たのだった・・・。  (つづく)

※出世一覧表は面倒なので止めました。僕は万年足軽頭ですから。