ますざぶ戦国群雄伝

【第四話 竜宮城攻略戦】


色縞軍の船団が、駐日軍支城の竜宮城に攻撃を仕掛けたのは、午の刻だった。まずは、先発の仙波学が見事な采配で敵軍のトータルスペンサーの海軍を突破すると、続く総大将・永遠プロムナードが後続の夏への扉を従えて、駐日の海軍を撃破して竜宮城へ取り付く事に成功した。


「好機ぞ!我に続け!」
「おおう!」
「うぬっ・・・色縞の連中を通すな!」
「色縞の海賊もどきめ!」
「チェストーー!!」


九州男児・小田切ワオが竜宮城の門を守る将・○外に刃物の部隊を壊滅させると、続け様に門壊にも成功して城内へと色縞軍が雪崩れ込む。


「侵入されたぞ!ええぃ・・・我が軍は何をしておる!?」
「これ以上はやらせん!」
「うわっ・・・」


城内の至る所で混戦となる。色縞の軍勢は既に大半が竜宮城に入り込んでいる。守る駐日軍はすっかり押されて浮き足立ってしまっていた。駐日の総大将の夢幻桜花が檄を飛ばして士気を維持させる。


『殿・・・超人戯画殿は三の曲輪で足止めされているそうです。第弐ゲート通過殿は敵将の大塚祥平の部隊に奇襲を受けて退却されました』
「敵も中々やりおるわい・・・後詰の涼風と琉球も先程、奇襲を受けたとの事じゃ」
『援軍は・・・』
「間に合わん。既に退却しておるそうじゃ」
「・・・申し上げます」
「おおっ・・・忍びの武田態勢Xか」
「101匹北条氏康殿が、敵将の大円舞の部隊を壊滅させたそうです。そのまま仙波殿と本丸へと向かっているそうです」
『陥ちるのも時間の問題ですな』
「よし、我らも続くぞ!」
『はっ!』


竜宮城の本丸が色縞の軍勢に占拠されたのは数刻後の事だった。先手必勝の作戦で駐日軍を撃退させて竜宮城を勝ち取った。


勝鬨を上げろ!」
「えい!えい!おうーー!」
「皆の者、ご苦労であったな」
「やりましたな、殿」
「うむっ・・・これも皆と、そして新戦力の夏への扉と101匹北条氏康の尽力もあったからであろう。感謝するぞ!」
「有難きお言葉・・・」
『見事な働きぶりでしたな。そして殿も見事な采配ぶりでした!』
「うむ・・・!(ポイント順に並べただけだけど)」


こうして、色縞軍は駐日軍に勝利した。その夜、酒宴が行われ竜宮城近海で採れた海産物に色縞軍は満足するのであった・・・。 (つづく)