ますざぶ運動会・第4章

ますざぶ運動会も次々と競技が行われた。走り幅跳び棒高跳び回り将棋・ビリヤード・ジェンガ・人間版アイビスサマーダッシュ・もぐら叩き・・・と。


「何か一気に省略してますね」
「そして、何故か我々の体力も激減してますしね・・・」
『次の競技は、何ざんしょ?』


次なる競技は、50m走だった。


「あれ〜〜?地味っ」
『今頃になって、シンプルなのが来ましたな・・・』
「いや、待って下さい。逆に凄く嫌な予感するんですが・・・」


よく見ると「50m走(うなぎ掴んだまま)」と書き記してあった・・・。


「・・・まあ、こんな事だろうと思ってたけど」
「なになに・・・二人の代表が25mずつ走り、うなぎはバトン代わり?一人チームは50mで落としたらスタート地点からってのは免除・・・か」
『一人チーム以外は、うなぎを落としたら各々のスタート地点から・・・か』
「難解な競技ですね・・・」
『誰も経験無さそうだなぁ・・・こんにゃくならマシだけど』


こうして競技が始められる。全チームが水槽の隙間無く蠢くうなぎを見る。


「こうして見るとキモイな・・・」
「よーい、ドン!」
「え?いきなりかよ!?」


全チームが慌てて水槽の中に手を入れる。流石に簡単に掴めないチームが多い中・・・


「よっしゃ!もらった!!」
「何ィ!?早ぇ!」
「くそっ・・・この!!」
『くぅ・・・ヌルヌルし過ぎだぁ』


ほとんどのチームが素早く掴んでスタートを切るが、そうは問屋が卸さない。滑って落としてしまうチームが続出する。落としたのを捕まえると言う作業が更に難解で、大幅なタイムロスを食らう展開に。


『気のせいか、真性オゲレツ学園が、ニヤニヤしてる気がする・・・』
「うなぎの名産地の出身者が有利って事は無いんですよねぇ・・・って、俊哉さん早く!」
『あっ・・・あっ・・・あっ!』


もはや、端から見てると何をしてるのか分からない程の競技である。当然、この様子を見てゲラゲラ笑うは行司だけであるが。


「やっとゴールだぁ・・・」
「くっ・・・はっ・・・!ぬっ!」
「あとちょっと!頑張れ!」


30分後、全チームがゴールインした。流石に時間が経てばうなぎも弱って来るのか、何とか掴めるレベルになったみたいである。


1:駐日パラゴンズ血盟軍(157p)
2:新人ランカー選抜'05春(133p)
3:単枠・仙波学(128p)
3:ぜいたく王国(128p)
5:子持ちーズ(124p)
6:イングリッシュ3兄弟(117p)
7:爆走突風ホンダの匠(116p)
8:ネオみじかPN共同体(113p)
9:ニュータイプナイツ(112p)
10:単枠・しぐれ(106p)
11:真性オゲレツ学園(101p)
12:単枠・車雷流(100p)
13:文字ネタこだわり派(92p)
14:単枠・葛西彰広(87p)
15:今場所ルーキー連合(74p)
16:超世代同窓会(65p)
17:単枠・永遠プロムナード(63p)
18:チーム100弱(51p)


「順位・・・落ちたっスね」
「正に激戦区ですね・・・ところで、さっきからミステリアスパートナー3号(?)が、こっちを見てるんですが・・・」
ワイルドカードの3人目ですな。1号は千葉県さんだったけど脱落。2号は竜太郎さんっぽい。そして、3号は・・何かどっかで会った事ある気がするんだけどなぁ・・・』
「知ってる人ですか?」
『何となく・・・多分、向こうも僕を知ってるんじゃないかと』
「しかし、怪しいですよね」
『大丈夫。悪い人じゃないから。エロい人だけど
「え?え?」
「って言うか、1号の覆面は何処へ行ったんでしょうかね」
『さあ?まあ、期待してるよ!昔、便秘だった3号君!』
「・・・いっ、言わないで下さいよ〜〜〜!」


果たして3人目のワイルドカードの正体は誰なのか?(※確定してないから、最終的に違うと言う事もあるので、おいそれと自信持って言い辛いんですけどね)そして、ネオみじかPN共同体は、上位に返り咲く日は来るのだろうか・・・? <つづく>